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 不思議の国 ミクロとナノの世界

 ミクロの世界を探検しよう
 (植物偏)
  人間の目で見分けることのできる物の大きさには限りがある(0.2ミリメートル程度)。
 肉眼で見る身の回りの生物の世界もじつに複雑多様でそこから得られる知見ははかり知れない。
 しかし電子顕微鏡で見ることのできるミクロの世界には、格段と不可思議で驚きに満ちた世界が広がっている。
 自らが極小の小人になり、いろいろな細胞の中や表面を探検しているような錯覚すら感じる。ミクロの世界の魅力を垣間見ることによって、
 生命の成り立ちやしくみ、そして科学の世界に少しでも興味を持ってもらえれば、と願います。

  インターネット上でも様々な電子顕微鏡画像が公開されるようになった。
 しかし単に拡大像を並べただけでは十分に魅力を伝えることができないように感じる。
 電子顕微鏡を覗くときの“わくわく感”は、身の回りでいつも見ている物を順次拡大していき、
 そこに思いもかけぬ構造を見出すときに感じるのだと思う。そしてその構造から様々な機能を想像してみる。
 そのような体験ができるような画像集をホームページに公開していきたい。

  近年移動することが可能な小さな走査電子顕微鏡が入手できるようになった。
 子どもたちが生活する場へ電子顕微鏡を持ち込み、身の回りのものを拡大してみせることも可能となる。
 この場合、できるだけ簡単に、すばやく観察できることも大事なポイントである。
 試料を電子顕微鏡に入れてから観察までの時間を短くするために、試料予備排気のシステムを提案したところ、
 テクネクス工房の大野社長はすぐに開発に着手してくれた。こうして、試料を切り出してから数十秒、
 ほとんどあっと言う間に数十倍から数千倍の拡大像を得ることのできる小さな走査電子顕微鏡が誕生した。

 春の訪れを告げる道端の小さな青い花「オオイヌノフグリ」のミクロの世界をこの走査電子顕微鏡で探検してみよう。
 切り出した試料は試料台に両面テープで貼り付け、すべてそのまま無処理で観察した。このような画像を順次公開していく予定である。


 [生物学研究室 金子康子]





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